アドラ-心理学的「建設的なコミュニケーションの土台」とは何か
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   さん、こんにちは!今回もメールを開封していただき、有難うございます。マインドフルネス、セルフコンパッション、アドラー心理学を使って、自由で優しい心を育てるメンタルヘルス講師、ジュバ智子です。

時間が経つのは早いもので、もう4月末、定期的なメルマガ配信も今回と5月の3回を残すのみとなりました。これからドイツは初夏に向かってとても気持ちの良い季節が始まります。冬が長い分、春は草木が一気に命を開花させていくエネルギーに満ち溢れた季節。陰陽の考え方に照らしてみると、長い冬があるおかげで春~夏にかけての美しさが際立つという感じです。人生もそれと同じ、辛い出来事があるからこそ、無病息災が有難く感じられたり、喜ばしい出来事に心から感動できるものですよね。

 

残りのメルマガが限られてきていますので、今日はアドラ-心理学の中でも大切な概念の1つである「認知論」について書いてみます。建設的なコミュニケーションなコミュニケーションの土台になる考え方ですので、よろしければ最後までお付き合いください。

コミュニケーションの難しさには色々ありますが、難しさの1つに「相手の言動が理解できない」「価値観が違い過ぎる」ことが挙げられると思います。   さんもきっと、自分と相手との価値観のズレや相手の想定外の言動にビックリしたり、ショックを受けたことが一度や二度はあるでしょう。

 

例えば

 

親切にしてあげた人から、そっけなくされた/恩をあだで返された

 

といったことがあったとします。

 

   さんはおそらく「親切にしてあげたのに!」「非常識!赦せない!」と怒るでしょう。怒りを感じない場合でも、相手の冷たい態度に傷ついたりガッカリしますよね。

ですが、これは、   さんが「人から受けた親切は親切で返すのが当然」という考える一方で、相手は「人から親切にされたからと言って、必ず恩を返す必要はない」と考えていること、つまり「親切行為に対する解釈のズレ」から生まれるすれ違いたっだりします。

 

アドラ-心理学では、こういった見解/価値観のズレは当たり前(だから別にビックリする必要もない)だと考えます。人はそれぞれ独自のフィルターをかけて世界を見、独自の解釈をしているので、見解や意見の相違があるのは当然だ、ということです。

 

「あの人に親切にしたのに、あの人は私が困った時に助けてくれなかった」とあなたが怒る時、相手を一方的に責めたくなりますが、それは単にお互いの「親切」に対する見方の違いから来ている可能性があるわけです。

 

この「人それぞれが物事に独自の解釈を与えている」という考え方がアドラ-心理学の「認知論」ですが、この考え方が腑に落ちると、相手が想定外の行動に出た時、怒ったりガッカリする代わりに、「まあ、あの人はあの人なりの物の見方/価値観/方法論があるんだろう」と、落ち着いて受け止めることができるようになったり、怒りが湧いてきても、心を落ち着けやすくなります。

認知の違いを受け止めることができると、「相手の見方/価値観/方法論ってどんなものなんだろう」と相手に関心/好奇心を持つ余裕が生まれます。そして、必要があれば、相手に見解を聞いてみることもできます。

 

たとえ相手の味方に共感は同意はできなくとも、「なるほど、こういう風に見ているんだな」と理解することができるのです。この「理解」がとても大切なんですね。お互いの物の見方を確認し、(必ずしも同意はできないけど)言動の根拠を理解できて初めて、他者を一方的に責めない、建設的なコミュニケーションが可能になるからです。

 

ちなみに私の旦那さんは、締め切りギリギリまで動かない人です。お尻に火がついてやっと動く、というタイプですね。一方で私は計画性があり、締め切りには余裕で間に合わせることに達成感と快感を感じるタイプです(笑)。アドラ-心理学を学ぶ前は、「毎回お尻に火がついてから一気に作業をする彼」にイライラしたものですが、今では「まあ、なんだかんだ言って自分で帳尻を合わせるだろう、それが彼のやり方だし」とおおらかに構えられるようになりました。

 

彼に「ギリギリまでやらない癖」について聞いてみたことがあるのですが、彼曰く「学生時代から試験勉強は基本一夜漬けだったけど、結局何とかなったから」「計画しなくても何とかできるから」だそうです(笑)。私には絶対できないことですが、その話を聞いてから、彼が「ものすごく度胸のある人」に見えてきたので不思議です(笑)!

ですので、建設的なコミュニケーションの土台として、「自分と相手の認知は違う、同じものを見ていても、同じ解釈をしているとは限らない」という前提で他者と関わってみてください。そして、相手の言動を裏付ける価値観を知る努力をしてみましょう。

 

相手もあなたと同じ、日々を悩みながら、迷いながら、幸せを求めて一生懸命に生きているひとりの人間です。ただ、あなたとは違うフィルターで世界を見ているだけ。そのフィルターをお互いに示し合い、理解することができれば、必ず建設的な対話につながっていきます。

 

ちなみに、自分のフィルターに気づくチャンスがまさに「相手にカチンと来る時」「相手の言動にガッカリする時」です。感情的に揺さぶられることがあったら、「自分と相手の世界観、どこに違いがあるんだろう」と自分に問いかけてみてください。時間を守ること、健康に関すること、勉強に関すること、生活習慣に関すること…色々な場面で自分のフィルターを確認してみましょう。もしかしたらそのフィルターの色味や濃さをちょっと変えるだけで、相手も世界も全く違って見えてくるかも知れませんよ。

 

それでは   さん、5月10日のメルマガでお会いしましょう!

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ゆったりと心を落ち着ける30分です
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5月24日(
日本時間21:15~
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